日本語版制作 [日本語版制作の流れ]  |  企業向け字幕  |  スタッフの声  




ドラマ、ドキュメンタリー、映画・・・
日本語版の制作プロセスは様々です。 字幕や吹き替えの業務といえば、翻訳の仕事であると思われますが、 実際は映像と音声制作すべての要素が入る作業で、 クライアントや様々なスタッフと共同で作品を完成していくプロセスなのです。



どんな作品でも、私たちの作業は素材チェックから始まります。 世界のいろいろな場所から送られてくるビデオテープやスクリプト。 こうした素材の内容は一様ではありません。テープに音声トラックが正しく入っているか、 映像に不備はないか。スクリプトの内容がテープと合っているか。 時として素材の不備もありますし、海外でまだ制作中の作品を扱うケースもあります。 どのような状況にも常に素早い柔軟な対応が求められます。



素材 チェックの後、スクリプトの翻訳にかかります。ドキュメンタリーの場合、 下訳と台本化を分けて行うケースがあります。下訳といっても、その後の作業の基本となっていくわけですから重要です。 翻訳に当たっては、作品の内容についてよく調べること、作品に合った的確な訳語を使うことが大切です。 そしてこの翻訳を元に、ディレクターが台本を書き上げます。下訳のない場合は、 ディレクターが翻訳から録音、映像編集まですべてを担当することになります。
ナレーションの録音
ナレーションの録音

ナレーターの声だけに終始する番組もありますが、登場人物の多い作品では、 原版の声を薄く残して上から日本語をかぶせるボイスオーバー、 原語の音をそのまま残して字幕をのせるなど、その作品の内容に則して様々なテクニックが使われます。 一方で、ナレーターやボイスオーバーの声のキャスティングを行うのもディレクターの仕事です。

キャスティングや台本をクライアントとチェックして確定した後、 録音 を行います。 台本とリハーサル用のビデオを録音前に俳優に渡し、あらかじめ作品の内容をつかんでもらっておきます。 ナレーターやボイスオーバーの音声を録音したトラックは、ノイズを取るなど完成用に編集をほどこした後に、 独立したトラックに入っている音楽や効果音とミックスされます。1つ1つの言葉が、映像と連携しながら、 見ている人に届けられるのか…。音声作業のクライマックスです。

音声を入れた後は映像編集 タイトルや地名や人名などのテロップ、地図などの画像、字幕入れなどの作業を行い完成です。



吹き替えは、映像翻訳の中で最も演劇性が求められます。 それは、台本のテキストについても、大勢の人が参加する録音現場にも言えることです。 吹き替え作品は、ほとんどの場合、翻訳者が台本を書き上げます。 吹き替えのテキストに求められるのは、上手な文章に加えて、唇の動きにセリフが合っていることです。 また原文の意味をよくとらえて、原音の長さに合うように省略していかなければいけません。 息遣いや笑い声などにも、細かい配慮が必要です。こうして翻訳された台本を、ディレクターが細かくチェックします。

そしてキャスティング 大勢の人物が登場することの多い吹き替えでは、 それぞれの役に合った的確なキャスティングをすることは、作品の質を左右する重要なプロセスです。 シリーズや大作では、オーディションを行うこともあります。 そして、スタジオや俳優のスケジュールをかいくぐって録音の日程を調整し、 俳優に台本とリハーサル用ビデオを渡して、録音の本番に備えます。
レイモンド スタッフ
レイモンド キャスト
ドラマの台詞録音
「Hey!レイモンド」アフレコ風景
録音 の本番。吹き替えディレクターは録音監督とも呼ばれるように、録音現場の指揮者です。 完成度の高い台本で、てきぱきと現場の士気を落とさずに演出していくことがディレクターに求められます。

録音後は、オペレーターが音声の位置を整えノイズを抜く、気の長い作業が待っています。 さらに、電話の声や無線の声、閉ざされた場所での反響など、必要なケースには音声を加工し、 声のトラックを完成させ音楽や効果音とミックスします。テロップ入れなど映像編集の作業は、ドキュメンタリーとほとんど変わりません。

日本と外国 の録音スタイルの違いについて。 日本での台詞録音は、多数の俳優を同時に録音するスタイルをとっています。 外国では、例えばフランスは日本と同じですが、米国やドイツは1人ずつ別に録音するのが通常です。 また、ゲーム・ソフトの音声録音は、全体のセリフ量が膨大で、1人でしゃべる部分が多いなどの理由から、 少人数で別々に録音することが多くなります。



スポッティング が素材チェック後の最初の作業です。 これは、映像のどの部分からどこまで字幕を入れるかという時間のデータを作成する作業です。 例えばテレビ映像は、1秒あたり30フレームに分割されますが、このフレームを単位として指定します。 一昔前までは手書きの作業でしたが、今は電子化されています。 字幕の文字数は、放送では1秒3文字、左右は12文字で2行までを基準にしています。 また映画フィルムでは1秒4文字が目安です。縦に出す字幕では1行10文字が基本です。
スポッティング作業

テレシスでは このスポッティング作業 は翻訳者が自分で行うことを基本にしています。長い台詞をどこで分けるか、 大勢でしゃべっているときに誰の台詞に字幕をあてるか、映像のカット変わりにまたがる字幕をどう処理するか、 こうした判断が字幕の存在を苦にしないで作品を楽しんでもらえるかに反映してきます。

少数言語 、特にタイ語やアラビア語など文字が読めない言語の作品には、スポッティングにもいろいろ工夫が必要で、 各言語の専門家との連携が欠かせません。少数言語の映画の場合、英語などに翻訳した台本がついてくることも多いのですが、その翻訳の質も様々です。 テレシスではなるべく原語から翻訳するようにしています。

字幕の翻訳が上がると、字幕のシステム に読み込むフォーマットを作ります。字幕を出す位置や書体を決め、 斜体にする部分などを指定します。そして、仮ミックス。VHSテープによる仮編集の字幕入りのテープを作ります。 電子化されたシステムが、タイミングに合わせて自動的に字幕を映像にミックスしていきます。 こうして作った仮ミックステープで字幕内容をチェックして、文面、タイミングなどの訂正を加えた後、 編集スタジオなどで最終的な編集作業を行います。



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